導入事例 > 朝日新聞出版 様

![]()
バイラルマーケティングの活用により2 ヶ月間で立ち読み27,000 人を達成。
魅力的なコンテンツをネット配信するためには、著作権の保護が最大のポイントだったと語る小島氏に、出版物の新しい宣伝手法について伺いました。
| 名称 | 株式会社朝日新聞出版 様 (URL:http://publications.asahi.com/) |
|---|---|
| 業種 | 出版社 |
| 課題 | 見本誌・高品質写真コンテンツの保護 |
| 効果 | バイラルマーケティングによる広告宣伝により、既存の紙面広告に比べ密度の濃い内容を多くの消費者(約3 万人)に伝えることがで きた。 |
| 導入製品 | KeyringSWF for ブラウザ再生 |
- 最近とくに電子雑誌にまつわる話題が多くなってきました。小島さんは朝日新聞出版で出 されたムック「憧れのボルドーへ」の宣伝キャンペーンとして電子雑誌形式での見本誌の配 信をされましたが、その背景と結果についてお話しいただけますか?

AERA TRAVELLER「憧れのボルドーへ」は、フランスのボルドー委員会の協賛、協力を受け、「もっと知ると、ワインはもっと美味しい!」をテーマにしたムックです。
その販売促進の一環として電子見本誌の配信を実験の意味も含めて実施したのですが、その際、アイドックさんのKeyringSWF をDRM(デジタル著作権管理)として使いました。今回のムックは高品質のビジュアルも大きな特長ですから。その写真を保護なしにネットに露出することはカメラマンとしても出版社としてもできません。DRM は今回の宣伝手法を実施する上での最大のポイントでした。
- 具体的にはどのようなコンテンツを作られ、どのように配信されたのですか?

ムックから40ページを選んでKeyringSWF で見られる電子ムックの形にしました。
これを「バイラルマーケティング」の広告会社、ロカリサーチさんがいわゆるインフルエンサーと呼ばれるアルファブロガー数サイトを選んで配信したわけです。
3月末に始めてから5月末までの2ヶ月間で 27,000 のビューを得ることができました。アマゾンへのリンクとスポンサーであるボルドー委員会のサイトへのリンクを張ってもらいましたが、それぞれ200から300のコンバージョンが達成できました。ただ、実際にアマゾンで購入されたのは4%程度で、ムックの販売促進の面から言うと費用対効果がいいとは言えません。
- しかし、3万人弱の方が電子ムックを閲覧されたわけですよね。この数はかなり意味があ ると思うのですが。

そうですね、紙媒体の場合、物理的に多くの人の目に触れさせることには限界があります。
こういった種類のムックは全国の書店にくまなく配本するといったことは不可能で、どうしても都会の大手書店への傾斜配本になります。朝日新聞の場合は新聞という媒体を持っているので、新聞紙面や雑誌アエラでの告知やasahi.com を使っての告知などができるのですが、どちらもいわば小さなバナー広告といった範囲を超えないため、ムックの内容を詳しく伝えることはできません。
- 電子ムックならそれらの告知に比べてかなり中身まで深く紹介することができますね。
いわば、ネット上での立ち読みですね。書店でぱらぱらページをめくってみるのと全く同じ感覚でこのムックの良さに触れてもらうことができる仕組みで、それを3万人が立ち読みをしてくれたわけです。
実際にこの電子コンテンツからすぐにアマゾンに行ってムックを買ってくれた人は限られていたわけですが、電子コンテンツでこのムックの存在を知って、後で書店やほかの方法で買っていただいた例も多いかと思います。
今回はデジタルの見本誌配信によるネット広告の可能性をテストする意味合いがあったわけですが、新しいデジタル媒体の可能性のテストにもなりました。
紙とデジタル版によるフリーペーパーの可能性など、今後電子による出版の活性化を考える時に一つの指標になったと思っています。