導入事例 > あすとろ出版 様

東京書籍だけでなく他社の教科書ガイドのデジタル販売事業をKeyringPDF を使って開始。
新しい市場を開拓し、教育の多様化に対応。
| 名称 | あすとろ出版株式会社 様 (URL:http://www.asutoro.co.jp/) |
|---|---|
| 業種 | 教科書準拠の参考書・補助教材の出版 |
| 課題 | 競合他社のコンテンツを預かるため、著作権保護が必須 |
| 効果 | 短期間(4ヶ月)でユーザーの使い勝手のよい販売システムを一から構築できた |
| 導入製品 | KeyringPDF for ダウンロード販売 |
- あすとろ出版の設立と経緯、その事業展開についてお聞かせください

東京書籍の店頭学参部門と関連会社2 社が合併して2006 年9 月に「あすとろ出版」として設立されました。
東京書籍が出版している教科書準拠の参考書や補助教材を出版しています。教科書出版はパイが決まっている市場での競争という性格がありますが、あすとろ出版はそこから飛び出し、他社と競合すると同時に新しい市場を開拓したいと考えています。
当然、新しい市場では他社との競争だけでなくコラボレーションも可能だし、大いにやっていきたいと思っています。
最初の試みとして、東京書籍だけでなく他者の教科書ガイドのデジタル販売を、KeyringPDFを使って開始しました。学習参考書、それも「単元単位の販売」という点でユニークかもしれません。ダウンロード販売の企画を競合各社のトップに説得するのは大変エネルギーが要りました。呉越同舟ということですから。その説得の時にお話したのは、「教科書会社がしなければ、他の教材会社に先を越されます」ということです。実際に名前はあげられませんが、我々よりもずっと先を走っている会社もあります。
- KeyringPDF の導入経緯についてお聞かせください

出版社はコンテンツが命です。あすとろ出版の場合は競合他社のデジタルコンテンツをお預かりして販売しているという特殊な立場にあります。万が一にもコンテンツが流出したり、不正利用されることがあってはなりません。
今回のサービスを始めるにあたってDRM(デジタル著作権管理)は初めから必須の条件でした。デジタル部門のメンバーが提案各社のシステムを比較して、一番確実なシステムとしてKeyringPDF を採用しました。
常にスピードを要求する私が、一番気に入った点はその導入のし易さです。今回、学習参考書ダウンロード販売のシステムを一から立ち上げるのに4ヶ月間で完成したのも、KeyringPDF の導入がスムーズにできたことが要因の一つです。またユーザーからの問い合わせもほとんどなく、お客様の立場からも大変よくできたシステムだということがわかりました。
- 教育の分野でのデジタルコンテンツの活用について教えてください
教育の現場ではデジタルの使い方がまだ整理されていません。デジタルコンテンツの開拓だけでなく「どんな場面で」、「どう使うか」、そして「効果を上げる」ためのテクノロジーの提案も必要だと考えています。
コンテンツ発信のテクノロジーがどんどん変わってきています。デジタルネイティブとでもいいましょうか、子どもたちの情報収集・発信の仕方は昔とはまったく違うものです。
そこに、昔ながらの手法で学習を強いても難しい面があります。なぜなら、日本では学習は苦しまなければならないもの、楽をしてはいけないものといった考えがあります。勿論、時には我慢し、耐えることも必要ですが、すべてが二宮金次郎的では困ります。
例えば、今回あすとろ出版が始めた教科書ガイドのダウンロード販売でも、人によっては、「そんなに便利にしては、教育上好ましくない」などと言われました。先生方には指導書があって、詳しい解説があるのに「生徒はダメだ」ではおかしな話です。子どもも社会もどんどん変わっているのに教育の方法だけが旧態依然としています。
新しい学習指導要領改定案の学力の三要素、「習得」、「活用」、「意欲」のうち、習得的な学習はどんどんデジタル化すればいいと思います。そうして、子どもや先生は活用的学習や意欲向上に十分な時間を注げばいいと思いますね。