導入事例 > GMOデジタルコンテンツ流通株式会社 様
「デジタルコンテンツ王」を掲げ、コンテンツビジネスのインフラ整備を主導。
PDFの保護にアドビ社のシステムを採用しなかった理由とは?
名称 | GMOデジタルコンテンツ流通株式会社 様 (URL:http://haishin.tv/) |
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業種 | デジタルダウンロード販売インフラ(決済、DRM)のASP提供 |
課題 | コンシューマービジネス向けのPDF保護サービスを探していた |
効果 | お客様から使いやすくて完成度が高いと高評価を受けている |
導入製品 | KeyringPDF for ダウンロード販売 |
- DRMの重要性について語っていただけますか。
デジタル化すれば、在庫管理の負担が無く、物流の負担も無く、そして即時に決済出来るので資金回収が早いなど、多くのメリットがあります。
逆に、デジタル化によるデメリットはほとんどありません。
本来なら、デジタル化の波はもっと早く来てもいい。
デジタルコンテンツ流通に関して、DRM はかえって障壁になるという意見もあります。
確かに、一理あるのですが、一面しか見ていないともいえる。
単価が安く、大量流通が可能な大衆向けのエンタテイメント系のコンテンツの場合、多くの技術と費用をかけてDRM で保護するメリットは、経済合理性においては実際あまりない。あくまでも経済合理性においてですが。
すべての商品の完全な正規流通をめざして、結果、消費者の支持を得られず販売量が減るよりは、よりシンプルな方法で、より多くの商品を販売した方が、利益が上がるのは事実でしょう。
その一方で、希少価値が比較的高い情報は、単価が高く、需要も限られている。
ネットだからこそ流通できるようなこうした情報がDRM フリーになってしまうと、情報提供者が、その情報の価値を回収出来なくなる可能性が高くなる。
そうすると、情報自体が市場から淘汰されてしまって、供給がなされなくなる。
これは、経済的にも文化的にも大きな損失です。
デジタルコンテンツ流通には、こういう二面性があることを考えた上で、DRM についての議論があってもよいのでは?と思います。
グランスフィア(現・GMOデジタルコンテンツ流通)が提供する 「デジタルコンテンツ王」は、マスマーケットを対象とした、DRM フリーが可能なコンテンツではなく、ロングテールマーケットに向けての、きちんとしたDRM を伴ったコンテンツビジネスにご利用いただくことを念頭においています。
- keyringpdfをお選びいただいた理由を教えてください。
デジタルコンテンツ王は、3年前(2004年)、動画と音声の配信からスタートしました。
おかげさまで一定の評価をいただき、業務拡大にむけて、取扱分野を広げることになりました。
次に考えられるコンテンツはドキュメントの分野です。
ドキュメントの配信ならPDF だ、PDF ならアドビ社さんだ、ということで、真っ先にご相談に伺いました。
ところがアドビさんの技術は、企業内での情報セキュリティの管理が主眼となっており、機能は非常に豊富なのですが、コンシューマービジネス向けの設定にはなっていなかったんです。
さらにシステム構築にかかる金額もかなり高額になりそうで、とてもコンシューマー向けのシステムとして提供できるものとは言えなかったのです。というわけで、アドビさんのシステムは導入を断念しました。
そんな問題点を一気に解決してくれたのが、KeyringPDF だったのです。
操作が直感的で分かりやすく、PDF として使う部分に何ら支障がない。
しかし守るべきところはしっかり守っている。印刷の制限も出来る。
デジタルコンテンツ王をご利用のお客様からは、使いやすくて完成度が高いと、おおむね好評価をいただいております。