2007年10月3日発行(第3号)
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ご採用企業様ご紹介【第1弾】4回連載・その3
電子書店パピレス
取り扱い書籍約70,000冊。古典の名作から最新ベストセラー、同人誌まで幅広く手がける。日本における電子出版の先駆けにして、最大手。1995年設立。
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●電子書店という前人未到の分野を開拓された天谷氏。その創業から現在までを伺います。
天谷氏:私は富士通で開発や企画にたずさわっている中で、パソコンやインターネットの可能性に着目していました。 電子書店を立ち上げようと考えていたところ、ちょうど、富士通が起業支援を行うことになり、そこに企画を提案しました。
30数案出た中から、企画を認められて支援を受けることが決まったのが7案。 その中に私の企画も選ばれました。
社内ベンチャーではなく、富士通の場合は完全に退職してそちらに専任するのが条件。
資本金を富士通が49%、私が51%出資してパピレスを立ち上げました。
結局、この時の公募で立ち上がったのが7社とその後の公募で立ち上がったのを合わせて20社くらいです。

一般的に起業後十年で生き残る会社は、十社に一社と言われていますよね?
私もそのうちの一社になれれば良いな、と思って始めましたが、なんやかんやで、15~6社残ってます(笑)。
富士通は見る目があった(笑)。
それが1995年のことです。
ヤフーやアマゾンなどのIT系の会社が続々と立ち上がっていたのと同じ頃ですね。

ただ、ヤフーやアマゾンは先行者利益でぐんぐん成長して行きましたけれど、私のところは六~七年鳴かず飛ばずでした(笑)。
あちらさんは、技術力が優れていて、接続環境とサーバーだけあればOKというビジネスモデルですが、電子書店は著作権関係であるとか、閲覧環境であるとか、課金システムであるとか、普及に必要なインフラが整うのに時間がかかりましたから。
なんとかかんとか、理想に近いインフラが整って来たのが、ここ数年のことです。

今にして思えば、立ち上げるのが早すぎたんですね。同業他社もいなかった。
当初、出版社と交渉したり書籍を電子化する作業をしているときに、ふと「こんなバカなことをしてるのは、ひょっとしたら私だけなんじゃないのかな?」なんて思ってました。
でも一方で、他にライバルがいないから、「試行錯誤している間に何とかなるだろう(笑)」とも考えていました。

他のIT系が激しく浮沈を繰り返す中で、当社は少しずつ少しずつ、良く言えば着実に業績をのばさせてもらいました。
そんな状態ですから、特にエポックメイキングな出来事というのもないのですが、強いて言えば、携帯電話に参入した時でしょうか。
巨大なチャネルと、モバイル性にマッチしたことで大きな成果がでましたね。

「マーケットはこういう風になるだろう」と考えて進むのですが、方向性はともかく、それが「いつ」実現するのか、となると、皆目わかりません。
後になって「ああ、あれをやっておいて良かったな」「これも随分大きくなったな」と振り返れますが、最初からその確証があった訳ではありません。
とりあえず、まず、やってみる。何でもかんでもやってみた結果、今に至る、というところでしょうか。



次回予告【これからの電子書店の姿】
●これからのパピレス、そして電子書店はどのような進化を見せるのか。その目標と予測をお伺いしました。

前回のお話にもありましたが、KeyringPDFは「いかにユーザーにとって使いやすい物にするか」という点を最重要課題として開発しました。
ちょうど2004年の今頃の話です。
当初は、クライアントをインストールした後に、ユーザーにクライアントのアクティベーションを行ってもらう提案をさせて頂きましたが、
「ユーザーには何も入力させたくない」というご要望を頂き、あれこれ試行錯誤した記憶があります。

実は、試行錯誤は導入後もしばらくつづきました。
というのは、ユーザーのPC環境は当初想定していた以上に多様であったのです。
動作テストに使うPCは安定したPCを使っていましたが、実際のユーザーのPCは動作が不安定なものや、様々なフリーソフトなどがインストールされており、思わぬ影響が出たこともありました。
その度に調査をしバージョンアップを行ってまいりました。
「自動アップデート機能」を盛り込んでおいたので、最新版にアップデートしてもらうのは比較的簡単でした。

パピレス様とユーザーと弊社が一体となって、非常に使いやすい今のKeyringPDFはできあがっています。
そんな所もKeyringPDF導入サイトの多さにつながっているのだと思います。

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